気がついたら
「ダンス オブ ヴァンパイア」が今週末に迫っていました。
ナマ山口さん、ナマ市村さんが楽しみでなりません。
「ダンス~」のお芝居全体的に、楽しみでなりません。
えっと、ついにというか案の定というか、ゆびわのDVDを購入してしまいまし、た(照)
さらにさらに、噂のひとの写真集も購入してしまいまし、た・・・(汗)
なんかもう、ここ最近の散財ぶりといったら、目も当てられない・・・ごめんなさいと言っておく、なんとなく。
で、すでにボロミアさんが逝くシーンを10回は観て、まいきんぐに10回は泣いている始末。
どうなんでしょう、この手に負えなさは。げほげほ。
『アイランド』
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- アイランド
2005年 アメリカ
原題:THE ISLAND
監督:マイケル・ベイ
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン、
キャスト:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン、マイケル・クラーク・ダンカン、イーサン・フィリップス
近未来。
地球は深刻な大気汚染が進んでいた。
リンカーン(ユアン・マクレガー)は、汚染されていない安全なコミュニティで暮らしている。
ここで暮らす人々は、健康管理やメンタル面でのカウンセリング、娯楽やエクササイズの施設の充実した生活を送りながら、最終的に地上最後の楽園といわれる“アイランド”へ行くことを夢に見ているのだった。
だがリンカーンは、ここでの生活に疑問を持つようになる。そしてある日、彼は自分たちが人間ではなく、臓器を提供するために生かされているクローンだという事実を知ってしまうのだった。
オフィシャル・サイト (英語)
http://www.theisland-themovie.com/
オフィシャル・サイト (日本語)
http://www.island-movie.jp/
【ネタバレありです(なんかもう最初っから・泣笑)】
人間て(人間に限らず、生きてるもの全部ですけれども)とても弱いので、臓器がダメになるとすぐに弱ったり死んでしまったりするわけですが、でも、もしもダメになった臓器を正常なものと”交換”することができたなら、もっともっと生きることができるから、
ならば自分のコピーを作って正常な臓器を作っておこうぜ、ということで作られたクローンたちのお話なんですがね。
ちなみに、クローンたちは役目(臓器の摘出などなど)が終わると、あっけなくしなされてしまいます(泣)
このクローンたちは、本来、感情とか意志とかを持たない生き物=植物だったのですが、リンカーン(ユアン)とジョーダン(スカーレット・ヨハンソン)は持ってしまったわけですね。
リンカーンもジョーダンも、自分が人間ではなくて、”ツクリモノ”であることを知って、それはそれは驚愕するのです、当然のことながら。
でも、2人は、最終的に自分の仲間たち(クローン)たちを、解放するんですね、ただの”植物”として死を待ちながら生きるのでは
なく、本当の意味で”生きる”ためにね。
仲間を解放するために、必死で邪魔者とたたかうリンカーンとジョーダンが、大変かっこよくて、めちゃくちゃ応援しながらね、でもさ・・・でもさ・・・?とも思ったりしたです、実は。
地下に閉じこめられて、自分がクローンであることさえ知らない彼らが、自由に生きることができるのは、とても嬉しいことだけど、でも、クローンの彼らには必ず、コピー元がいるわけだからね、クローンはどうしたってクローンなので、本物ではないからね、
その彼らが生きていくのは、やっぱりけっこう大変なのではないかなぁと、そんなことを心配したりしました。
リンカーンの本物さんとジョーダンの本物さんは死んでしまったのでいいとして、他の多数のクローンたちの本物さんは生きているだろうからね、なんか大混乱がまきおこりそうだなぁなんて、そのことが妙にきになったです。
でも、それを気にしたらいけないとおもいながらも、どうしても気になった。
なんていうか、自由になったクローンたちは、もしかしたらかえって可哀想なのではないかとも、ふと思うのですよ。
だからむしろね、やはり彼らは何も知らないまま、苦しくない心地よい死(なんだそれ)をあげた方が、もしかしたら幸せなのかもしれないなぁなんて、そんなことも頭を掠めて・・・、うーん困ったな。
リンカーンとジョーダンは、クローンが精製されている施設から逃げ出すんですけど、施設側は、それをもちろん許すはずがなく、それはそれは執拗に追いかけるわけです。
施設側にとって、まさかクローンが感情をもったり、ましてや逃げ出すなんて思っていないから、当然必死。
で、追っ手として、アメリカ海軍の(SEALか)つながりを持っている人が派遣されてくるんだけど、この彼がかっこよくて参りました。
いやまじでかっこいい。
依頼を受けたから、仕事として、逃げるクローンを追っている自分に対して、しかし自分のしていることはほんとに意味のあることなのか?と問いかけている表情が、渋くてたまらなかった。
リンカーンやジョーダンたち、クローンは、精神年齢15歳のお子さまで、いわゆる性の知識っていうのも教えられていないのですね。
そんなリンカーンとジョーダンのちうするシーンが、とてもかわいかったなぁ。
ああ、こんなに直接に感じる方法(愛をね)があったーってかんじでね。
【追記】
で、問題(え?)のメリック博士ですが。
イカれてしまった科学者って、なぜこうもかっこいいのかあらためてうっとりでした(笑)
メリック博士は、リンカーンたちのいわば、生みの親(ぱぱだね)なわけですけど、彼にとってリンカーンたちはほんとにほんとに”植物”なんですよね。
ちなみに、リンカーンたちを”植物”っていう表現でくくるのって、ものすごく背筋が凍る。
”動物”でもなく、”植物”。
なんかさ、よりリンカーンたちの無力具合とか存在の軽さとか、そんなのが増長される気がして、すごく恐いです。
リンカーンたちが、彼らなりに笑ったりむっとしたりといった、感情めいたものを出すシーンが出てくるたびに、この彼らは”植物”っていうのが、まじでどきりとしたです。
メリック博士としては、リンカーンたちを、主に”ぞうきいしょく”目的の、夢の植物として作ったわけですね。
お客様(クローンの、本物さん)「生きたい」「生命をできるだけ伸ばしたい」という、もっともな希望に答えるため、素行錯誤して、作ったわけですからね。
人間の素直な「生きる」という可能性を広げただけですからね。なので、メリック博士のお気持ち、よくわかります!と何度も頷いた私です。
彼が、「難病の子供を2日で救うと断言できる人間がいるか?」というシーンには、ぐっときました。
私なら、それができる。私ならば、限りなく死に近い命を救うことができるのだ。
リンカーンたちにとっては、本当に迷惑な存在だけれども、でもメリックにもね、なんらかの正義みたいなものがあったのかもね、なんて思ったり。
感情を持たないクローンを作ったはずなのに、リンカーンたちに逆らわれて、どんどんあせっていくメリックが、狂気全開でね、もうどうしてくれようと思いました。い、色っぽいのですよ。いろっぽいのですよ。二回繰り返すほどに。はう。
いろいろなところでメリック(ショーンの)眼鏡はいい!と聞いていて、覚悟はしていましたけれどね、
先生!
メリック博士の眼鏡(縁なし)が色っぽすぎて、も(ry 危険だと思います(倒)!
と叫ばずにはいられませんでした。
ベーコン食べたいな。
ちぇき。
クローン
『アイランド』を観たのですが(ユアンの)、お、おもしろい・・・。
映画全体のイメージは、なんとなく「青空」な感じでした、どんなかんじだそれは。
感想もどき、あらためて書いておきたいなと思っています。
メリック博士がワルくてすてき。
今日は、なんだか『パトリオット・ゲーム』と『リベリオン』を借りてしまいました。
このところの、私が借りまくっているDVDのラインナップに、自分でもちと苦笑。
きっと、レンタル屋の店員さんは、「すいません、あんた、今、何まつりなんですか(涙)」って思われているに違いない。
まあ、普通に、ヴィゴとショーン・Bまつりなのだがね、んふ。
このところ、それほどには暑くない感じがするのですが、秋に近づいているのですかねもう。
今年の夏は、短いのかなぁと思ったりしてます。
てことは、秋が長いので?
それはそれで、私はうれしいなと思います。
季節の中で、秋、一番大好きですものv
『仮面の男』
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 仮面の男
1998年 アメリカ
原題:THE MAN IN THE IRON MASK
監督・脚本:ランドール・ウォレス
原作:アレクサンドル・デュマ
キャスト: レオナルド・ディカプリオ、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコヴィッチ、 ジェラール・ドパルデュー、 ガブリエル・バーン、アンヌ・パリロー
オフィシャル・サイト 仮面の男
http://www.ironmask.com/
1662年、フランスのパリ。
若き暴君ルイ14世の圧政により、民衆は深刻な飢えに苦しんでいる。
パリを救おうと立ち上がったのはかつての英雄である三銃士たちだった。
彼らは、極秘とされているある事実を用い計画を企てる。
それは、地下牢に幽閉されているルイ14世の双子の弟・フィリップと暴君を入れ替えるというものだった。
しかし、この計画は惜しくも失敗に終わるのだが、さらなる展開が待っているのだった。
【以下ネタバレありです】
引退した三銃士たちが、なかなかにシブかったです。
彼ら、それぞれに歳とって、落ち着いているわけですけど、でもやはりかつての強者どもですからね、どこか退屈そうな雰囲気を纏っているのですよね前半。
その退屈そうな(口にはださないけれど)感じが、どことなく寂しそうだったから、後半のはちゃめちゃぶりが大変に目をもいはるかんじだったきがしたり。
三銃士たちは、勿論、横暴なふるまいにより民衆を苦しめるルイ14世を忌々しく思っていますけど、ダルタニアンはルイ側(王室側)についていて、ちょっとだけダルタニアン・・・(残念)と思ってしまったり。。
心は三銃士から離れてはいないのだけど、でも少なからず隔たりはできてしまっているのですよね。
どのあたりから、かつての同士である三銃士のもとに、完全に戻るんだよダルタニアンよ・・・とおもいながらみてました、はやく戻って、と(笑)
ダルタニアンと、ルイ(とフィリップ)の母親である王妃との恋が切なかったですね。
いや、恋っていうか愛情がせつなかった。
ラスト付近、ダルタニアンは自分の息子であるルイを裏切る決意をしますけど、その決意は、自分の命を捨てることになるだろうという決意なわけですね。
夜、王妃に薔薇を届けに来て別れを告げるシーンが、もう大人の雰囲気すぎてなきました。
もう、自分は戻ってくることはないだろう、あなたを(王妃を)守ることもできないだろう、でもあなたをずっと愛しているから、それは変わらないから、どうか生きてください(できることなら幸せに)みたいなね、そんなことを、言葉でいうでもなく、無言で視線で告げるのですよね、ダルタニアンは。
王妃は王妃で、そんなダルタニアンの決意の程や彼の心や言葉なんかを、しっかり受けとめるわけですね。
言葉なんてなくても、愛するひとの思いをぜんぶ、しっかり聞き取れる王妃。
言葉が、必要ない人たちって、この2人のことかもと、ちと思ったです(うる)
馬上で、薔薇にキスをして、それをそっと地面において去っていくダルタニアンに、まいりました。
アトスを、マルコヴィッチが演っていたことに気がついて(前もみたのに、今さら)、なんかもう、うわぁ(感涙)という感じでした。
いや、嬉しかったですまじで。
おのれ、あの表情(照)
ルイと幽閉されていたフィリップを入れ替える計画に、はじめ乗り気ではないアトスなのに、教育係を任されてしまう彼、いい。
フィリップとアトスに、だんだんと芽生えてくる信頼や愛情なんかが、あたたかかったなぁ。
ラストシーンで、フィリップはアトスに、自分を本当に息子だと思ってくれと、そしてあなたを本当に父と慕ってもよいだろうかと、そんなことを言うのですけど、そのときのマルコヴィッチの(ていうかアトスの)表情が、なんて言っていいかわからない嬉しさに溢れてて、ぐっときましたね。
教育係と熱心な生徒って、いいな、あらゆるいみで(照)
ディカプリオ、王とフィリップの演じ分けが完璧だったかと。
うん、まじでぱっきりと別人格だったと思います。
あ、フィリップが、計画のために地下牢から一度出されて仮面をはずされ、でも計画が失敗して、もう一度仮面をつけられてしまうシーンが、く、苦しかった。本当の意味で、呼吸が苦しかったです。
怪我した鳥さんが、治ったのに、もう一度ばっきりと羽根をね、折られてしまう並に、痛かったな、あれは。
伝説のあのひとたち。
ちぇき。
『インディアン・ランナー』
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- インディアン・ランナー
1991年 アメリカ
原題:THE INDIAN RUNNER
監督・脚本:ショーン・ペン
キャスト:デヴィッド・モース、ヴィゴ・モーテンセン、ヴァレリア・ゴリノ 、パトリシア・アークエット、 チャールズ・ブロンソン、デニス・ホッパー
警察官のジョー(デヴィッド・モース)は妻と幼い息子と幸せに暮らしている。
彼のもとに、ベトナムの戦場から、弟フランク(ヴィゴ・モーテンセン)が還ってくる。
実直なフランクとは正反対である弟は、戦地にて負った精神的な傷により、以前にも増して、荒れた生活を送るようになっていた。
ジョーは大切な弟を、更正させたと努力するのだが・・・。
ショーン・ペン氏の作品て初でした、彼の監督作品も出演作も含めて。
ちなみに、彼の表情をみると、なんだかお醤油かけすぎたのかな?と思わずにはいられないのですけど、何でかな。
そんなことをいっている場合ではなく、骨太な映画だったとおもうのですよ、これ。
しばらくの間、どうしてもあとに引きずってしまうような、そんなヤバげなクールさ。
【以下、ネタバレありです】
不良の弟を、なんとか更正させようとするお兄さんに、まずは「あ、よかった」と思いました。
このお兄さんは、「弟を更正させることがオレの義務なんだ」と使命感で(無駄に)燃えたりとか、妙に兄貴ぶってさとしたりとか、正義を振りかざしたりとか、ダメな弟の存在を恥じるとかね、そういうことははまったくなくて、彼にあるのはただただ、弟に対する愛情なわけです。
とにかく弟が、とても大切で、かわいくてかわいくてしかたがない。無条件でね、この家族(弟)を愛してる。
で、そのお兄さんの思いを、弟も十分にわかっていて、だから弟もお兄さんが大好きなんですよね。
きっと小さいときからお兄さんに比べて出来の悪い弟ねと指を刺されて来たのだろうけれど、兄に対して妬むとか引け目とかを感じる以上に、お兄さんが大好きなわけです(多少は引け目もあるかもしれないですけれど、)
そんな彼らのお互いへの思いとか接し方をみていて、
うう、この人たちって家族だなぁと、何度も何度も感慨深くなりました。無償の愛、だぜ。
少しだけ思ったのが、弟についてなんですが。
彼、戦地という極限を経験して、精神を病んでしまい、性格的に壊れて、社会に不適合になってしまった、という設定らしいのですがね。
この「精神を病んで」ってところが、少しだけ微妙かなと思いました。
なんていうか、もっともっと狂気な振る舞いでもよかったのかなとね。
なんかあのあばれっぷりだとね、「精神を病む」というより、「焦燥の激しい状態」という感じにうつるからね。
みているこちらが、うっかり同情してしまうような振る舞いをもっと越えるようなね、同情なんてする暇を与えないくらいのむしろ不快に思ってしまうくらいのね、それくらいの狂気を、この弟に盛り込んでもよかったのかなぁと思った。
そんな本物の狂気をみせる弟、っていうカットが1カットでもね、入っていてもよかったかもね、なんてね。
なのですが、でも、監督としては、それをするとバランスがどうにも崩れるから、しなかったのだろうなと、考えれば考えるほど、う監督・・・、絶妙かもと思った次第です。
映像は、全体的に舞台でお芝居をみているようなかんじでね、すごくカラカラに渇いていて、とてもなまなましいような蒸し暑いようなそんな画。苦しいような、でも食い入るのをやめられないような。
特に、ヴィゴのシーンでは、その感じがより濃くあらわれていたっけな。
弟(ヴィゴ)は、感情が常に不安定で、とにかく恐くて恐くて(何が恐いか、その正体が分からないから余計恐くて)、満たされていない、わけなので、いつもぎりぎりまで感情を爆発さえているんですけどね、それが映像とものすごくあってて、なんかどうしていいかわからなくなるですよ。
あ、ヴィゴの感情の爆発具合が、あまりにあまりで困りました(ん?)
彼は、怒鳴って叫ぶたびに、自分の血液を削っているような感じでね。
命を削るっていうか、血液を削ってる──、そんなどうしようもない焦燥感を伴った、感情の爆発具合をみせられたら、それはこっちがどうしようもないです(うる・・・)
お兄さん夫婦の一人息子、まだ赤ちゃんなんですけど、彼がかわいくてかわいくて、仕草も片言のおしゃべりも。
うわーって思いました(うわ、とは?)
ちう。
ちぇき。